2019年1月11日 23時31分
ポーランドの治安当局は、中国の通信機器大手、ファーウェイの現地法人の幹部と、ポーランド人の治安当局の元職員の男をスパイ容疑で逮捕しました。
ポーランドの治安当局は11日、中国の通信機器大手、ファーウェイの現地法人で販売を担当する中国人の幹部と、ポーランド人で治安当局の元職員の男を、中国政府のためにスパイ活動をしていたとして逮捕したと発表しました。
スパイ容疑の具体的な内容は明らかにしていませんが、当局は、2人の自宅のほかファーウェイの現地事務所なども捜索したということです。
ポーランドの公共テレビによりますと、中国人の男はポーランド北部グダニスクにある中国総領事館で働いていた経験があり、2011年からファーウェイの現地法人で勤務しているということです。
2人は、容疑を否認しているということですが、有罪となった場合には、最高で10年の禁錮刑を科される可能性があるということです。
ファーウェイをめぐっては孟晩舟副会長が先月、アメリカ政府の要請を受けたカナダ当局に逮捕されていて、中国側が強く反発しています。